【極上の結婚シリーズ】ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています
「じいじ」

泉がいつものように、おじいちゃんに笑いかけた。おじいちゃんは「泉くんこんにちは」とにこやかに返す。

「わしと莉帆ちゃんは茶飲み友だちなんですよ」

おじいちゃんは明るく言い放った。すると旦那さまも奥さまもいっちゃんも、驚愕した表情になる。

「茶飲み友だち? もしかしてこの間俺がいたときに電話があった来客は、盛宮さんのことだったのか?」

「うん、そうだよ」

いっちゃんの質問に答えると、いっちゃんは目を見開いたまま固まってしまう。

「?」

本当に、一体何がどうなっているのだろうか。

「奥さまがふたりの結婚を認めないのは、莉帆ちゃんの家柄だけの問題ですか?」

するとおじいちゃんがいきなり複雑な家庭の事情に首を突っ込んできて、私は耳を疑った。

「おじいちゃん……?」

おじいちゃんは興味本位でそんなことを訊く人じゃない。何かわけがあるのだろうけれど、他人に立ち入られ、奥さまが憤慨するのではないかとおろおろした。

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