俺様イケメン社長は同級生⁉️~今も昔も君に夢中~
予定日を2日ほど過ぎた日。

「愛莉、行ってくるな。お袋、何かあればすぐに連絡くれよ」

「行ってらっしゃい」「毎日毎日、わかってるわよ」

最近では、息子のしつこさにややウンザリの美沙。

友哉を送り出した。

そこへ、今度は文哉から電話が。

「あなたどうしたの?」

「まだ、産まれそうにない?」

「あなたまで…今の所まだよ」

「明日休みだから、今日の夜から行くな」

「はいはい」

ヤッパリ親子だ。

電話を終えて、愛莉を見るとお腹を押さえている。

「愛莉ちゃん、大丈夫?」

「お腹がキュッ~っと絞られる様な痛みが」

「陣痛ね。時間を計るわね」

「はぁ~今収まりました」

「いつ頃から?」

「朝から、もっと軽い痛みはあったんですが、こんな痛いのはさっき…イタタッ」

「5分ね。案外早いかも。病院に電話して、荷物持ってくるわ。楽な姿勢で待っててね」

その後、何度か痛みが襲う。

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