現在、片想われ中
灯里より後から来たのは、友達の一人である氷堂拓也だ。
校内一かっこいいと周りの女子は騒いでいる。
たまに3年の女子からもラブレターを貰っているそうだ。
俺だって俺自身の姿だったらこいつよりかっこいいと思うけど・・・・・・。

「拓也はこいつのことどう思う?」
「・・・・・・男友達」

そう言って瞬間周りにいた男子たちが笑い出した。

「やべぇ、それは一番ひどいだろ」
「女子ですらねぇ」
「普通に友達だ、でいいだろ」

すかさず反論する。
周りから見えているのが灯里の姿なだけに、少しイラッとくる。

「そういえば、今日駅前のカラオケ半額なんだよ。放課後みんなで行こうぜ」
「おっ、行く!」

みんなが行くとノっている中俺は・・・・・・。

「悪い、私今日の放課後は補習が入ってるんだよ」

俺は怪しまれないように一人称は私と言うようにしている。
それに今日は少し用事があるからな。
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