パリで出逢った ソウルメイト ②
「それとさ、春からの人事なんだけどさ、親父達は、新たに人事部を作って社員達の動きを見るみたいだわ
多分、誠の親父が人事部長らしい。

秘書室も信頼出来るヤツで固めるってさ、リサは妊娠したら抜けても良いように旧姓で既婚者として第2秘書にするらしんだわ。
いいか、コレも絶対に他言無用だぞ!」

「「当ったり前だろ!」」

「それから、オレとリサは2月には帰国する。
社長職の引き続きだし、こっちでも1月から支店長の引き続きすると思う。
オレさ、親父達に社長に就く前の1ヶ月間変装して清掃員にさせてもらうの頼んだんだ。」

「社内のヤツらを観察と審査するんだな?」

「そうオレは、大学もパリで配属もそのままだったからさ〜
殆どの社員は、オレを信用してないと思うんだ。
ヒット商品も親父達に助けてもらってるし…
まぁ、見てろ! 親父達3人とお袋達だって力を合わせてここまで頑張ったんだ。

だから、和也、誠、オレ頑張るからさ!助けて下さい。お願いします。」
優一は、立ち上がり、2人に深々と頭を下げた。

「あぁいつまでも、俺たちは、3人組だ! 俺も誠もいつでも味方だからな、優一!」

「そう、そう。 いつまでも味方だ!」

「ありがとう。和也、誠。」

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