パリで出逢った ソウルメイト ②
会議室に入ると、カミシロ製紙 水沢営業課長と なんと、 森 海斗がいた!

「海斗さ…ん?」

「え、 美咲ちゃん?」

「森、知り合いか?」

「はい、大学時代の知り合いで…」

「すみません。はじめまして、
カミシロ製紙営業課長をしております水沢です。
こちらは、デザイン課の森です。
よろしくお願いします。」

「はい、はじめまして。企画営業部の池谷と、上田です。
よろしくお願いします。
本日は、課長の原がどうしても外出しなくてはならず、私達が見本を受け取らせていただきます。」

お互い、名刺交換をし、
海斗は、美咲が池谷になっていたので嬉しく思い、美咲に微笑んでみせた。

ボックスのカタチや色は、原課長から伝わっていて大きさの違うモノと、柄見本も受け取った。

「確かに、受取りました。
私どもで、また会議をしましてデザインや数が決定しだい、ご連絡させていただきます。
今日は、ありがとうございました。」

「では、また原課長さんからのご連絡お待ちしております。 
ありがとうございました。
森!先に下に行ってるな。」

「池谷、俺も見本を持って 営業部に戻るわ」

「ありがとう。上田!」
と水沢課長と上田が会議室から退室した。

「美咲ちゃん、お久しぶり!池谷って事は雅也と結婚したんだね。おめでとう。」

「はい。春に結婚しました。」

「雅也も元気? あの設計事務所で頑張ってる?」

「はい。段々とひとりで案件任されてきたみたいです。ハハハ。
海斗さんは、ずぅーとデザイン課なんですか?」

「あぁ、工学部でデザインとかやってたからね〜
仕事中なのに悪かったね引き留めちゃって、雅也にもよろしく伝えてね。 じゃあ。」

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