王子なドクターに恋をしたら
「ひろこさん、僕はもう…」
「……ごめん、そうだよね。未練がましくてごめんね。うん…ちょっと取り乱しちゃった。先、行くね」
グスッと鼻をすすった相馬先生は和泉くんから離れラウンジへと入って行った。
和泉くんは暫く立っていてチッと舌打ちした後、頭をくしゃくしゃとさせてラウンジへと入って行った。
シンと沈まり返る廊下。
息を詰めていたあたしは全ての空気を吐き出すように深い深いため息を吐いた。
帰ろう…。
エレベーターの下のボタンを押して壁に寄り掛かった。
相馬先生は今でも和泉くんの事が好きなんだ。
和泉くんはどうかわからないけど…。
今はあたしの事が好きって信じたい。
信じたいけど…。
あたしに和泉くんって呼ばせて喜んでる辺り、相馬先生の事気に留めてるんだって思う。
それが恋愛感情なのかはわからないけど、今でも同僚として一緒に仕事をしてる仲なんだし、元カノということは好きだった時期もあるわけで…。
あの幸田先生の言う通り、相馬先生の方が和泉くんに相応しい。
チラリと見えたあの人の憂い顔は綺麗だった。
あんな風に引き留められたら男の人はグラッとくるんだろうな…。
・・・・・
ああ!ダメだダメだ!憶測だけで和泉くんがそうと決まったわけじゃない。
また悪い方向に考えるのはあたしの悪い癖だ!
頭を冷やそう。
「……ごめん、そうだよね。未練がましくてごめんね。うん…ちょっと取り乱しちゃった。先、行くね」
グスッと鼻をすすった相馬先生は和泉くんから離れラウンジへと入って行った。
和泉くんは暫く立っていてチッと舌打ちした後、頭をくしゃくしゃとさせてラウンジへと入って行った。
シンと沈まり返る廊下。
息を詰めていたあたしは全ての空気を吐き出すように深い深いため息を吐いた。
帰ろう…。
エレベーターの下のボタンを押して壁に寄り掛かった。
相馬先生は今でも和泉くんの事が好きなんだ。
和泉くんはどうかわからないけど…。
今はあたしの事が好きって信じたい。
信じたいけど…。
あたしに和泉くんって呼ばせて喜んでる辺り、相馬先生の事気に留めてるんだって思う。
それが恋愛感情なのかはわからないけど、今でも同僚として一緒に仕事をしてる仲なんだし、元カノということは好きだった時期もあるわけで…。
あの幸田先生の言う通り、相馬先生の方が和泉くんに相応しい。
チラリと見えたあの人の憂い顔は綺麗だった。
あんな風に引き留められたら男の人はグラッとくるんだろうな…。
・・・・・
ああ!ダメだダメだ!憶測だけで和泉くんがそうと決まったわけじゃない。
また悪い方向に考えるのはあたしの悪い癖だ!
頭を冷やそう。