終わらない恋を、キミと。
「ちょっ…!ちょっと待って結城(ゆうき)くんっ!それは流石に先生許可出来ないわっ」
美人で、いつもクール保健医さんも流石に慌てている。
「碧、教室戻ってっ!わたしもう大丈夫だから…」
「結香が大丈夫でも、俺が大丈夫じゃない。結香の傍にいたい」
…このひと。何でそこまでわたしの事気に入ってくれているんだろう。
「でもっ…」
「明日から俺も保健室登校にする」
「はっ!?」
「決めた。有無は言わせない」
「な、なにを言って…っ」
キーンコーンカーンコーン…
こんな時に鳴るなよ予礼!!
「次の休み時間は昼休みだな。また来る」
去り際も颯爽としていた碧。
わたしは放心状態でその場に立ち尽くす。
そんなわたしを見かねた美人保健医は
驚きを隠せない様子でわたしに、
「薮木さん…。あなた結城くんと付き合っているの?」
と、直球で訊いてきた。
そして、保健室にいる全員の視線がわたしに注がれる。
う…答えづらい…。