お見合いは未経験
「仕事ですからねぇ。あいつ、仕事はコウノトリか何かが運んで来ると思ってんじゃねーかな。」
ポツっと言う成嶋の言葉に、貴志は軽く笑いが漏れる。
玉石混交で入社してくるのが金融機関だ。人材が多様なのは認めるが。
「問題ないんですか?」
貴志としては、自分の支店の実績になるのも助かるし、部下にも勉強になるだろう。
しかし、銀行員の縄張り意識が強いことを貴志は理解している。
成嶋から仕事を振られるのは、こちらは嬉しいが、今のパートナーとなっている支店には問題ないのか?だ。
もちろん、在籍していた成嶋も充分理解していることは、分かってはいるが。
その辺りは、上手く気遣いはする人だし。
「ないようにやるしさ。客先優先。あと、紐付きだけど、銀行の社員じゃねーもん。結果どこに実績落ちよーが、オレには関係ねぇし。」
そういうの、さらっと言うからこの人怖い。
かと思えば、この前、駅でパンツのファスナーが噛んじゃってさ…なんて話をしている。
引き出しあり過ぎだろ。
「成嶋さん、この手の集まりしょっちゅうされているんですか?」
成嶋の身体の空いた時を見計らって、貴志は声をかけた。
よくこんなメンバーを集めたな、と思うのだ。
ウッドデッキの柵にもたれて、手に持ったカクテルをくるくる回し、成嶋は笑う。
「これだけメンバーが集まるのは、さすがにあんまないな。スケジュール合わせんの大変だし。葵も大変だしな。でも、会社帰りに飯食ったりとかは、結構してるかな。」
そーゆーのは、ちょいちょい、と笑っている。
「声、掛けよっか?」
「はい。是非。経済誌より、ためになりそうですしね。」
ポツっと言う成嶋の言葉に、貴志は軽く笑いが漏れる。
玉石混交で入社してくるのが金融機関だ。人材が多様なのは認めるが。
「問題ないんですか?」
貴志としては、自分の支店の実績になるのも助かるし、部下にも勉強になるだろう。
しかし、銀行員の縄張り意識が強いことを貴志は理解している。
成嶋から仕事を振られるのは、こちらは嬉しいが、今のパートナーとなっている支店には問題ないのか?だ。
もちろん、在籍していた成嶋も充分理解していることは、分かってはいるが。
その辺りは、上手く気遣いはする人だし。
「ないようにやるしさ。客先優先。あと、紐付きだけど、銀行の社員じゃねーもん。結果どこに実績落ちよーが、オレには関係ねぇし。」
そういうの、さらっと言うからこの人怖い。
かと思えば、この前、駅でパンツのファスナーが噛んじゃってさ…なんて話をしている。
引き出しあり過ぎだろ。
「成嶋さん、この手の集まりしょっちゅうされているんですか?」
成嶋の身体の空いた時を見計らって、貴志は声をかけた。
よくこんなメンバーを集めたな、と思うのだ。
ウッドデッキの柵にもたれて、手に持ったカクテルをくるくる回し、成嶋は笑う。
「これだけメンバーが集まるのは、さすがにあんまないな。スケジュール合わせんの大変だし。葵も大変だしな。でも、会社帰りに飯食ったりとかは、結構してるかな。」
そーゆーのは、ちょいちょい、と笑っている。
「声、掛けよっか?」
「はい。是非。経済誌より、ためになりそうですしね。」