極上御曹司と授かり溺愛婚~パパの過保護が止まりません~
 また明日話そうということで、朔也さんに送ってもらい自宅へ戻ると、母がリビングで待っていた。

「ただいま」

 ガクッとソファに腰を下ろした私を見て、対面に座る母が不思議そうな顔になる。

「どうしたの? 朔也さん、少しの時間でも美月に会いたかったんじゃないの?」

「ん……」

 短い返事ののち、重いため息が私の口から漏れる。

「朔也さんね、来週の水曜日から四ヵ月、イタリア支社へ出張になっちゃった」

「え? まあ、本当に……?」

 母も心底驚いた顔で、二の句が継げない様子。

「うん……お仕事だから仕方がないんだけど……会えないのは寂しい……」

 瞳を潤ませた私の隣に母がやって来て座り、肩を抱きしめてくれる。

「それはショックだわね」

 そこへリビングに現れた父が私の様子に驚いて、足早に近づいてくる。

「美月、どうしたんだ?」

「あなた、朔也さんが水曜日からイタリアへ四ヵ月間の出張だそうなの」

 父は自分専用のひとり用のソファに腰を下ろし、コクコクとうなずいてから口を開く。
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