私達には、関わらないで!!

···雨音


赤木 雨音は、
男に頼って生きて行くタイプではない。

男より商才があり
赤木財閥は、雨音によって
成り立っていると言っても良い

だが、石川には遠く及ばず
石川に吸収されるのは
嫌だが、後にはどうとでもなる
と、思い政略結婚の話を進めていた。

父には、私から
石川の総帥には林から
話を持っていかせた。

林とは、barで知り合った。
私は、見た目も悪い女ではない
ただ、価値のない男が嫌いなだけだ。
だが、林の薄気味悪い目に
なぜか惹き付けられて
身体の関係が続いて
もう5年になる。

林は、私に媚びる事はない
甘い言葉もないが
身体の相性は良い

石川との話が延期となってから
3年が過ぎた。
父は、焦る必要はないと
言っているが
石川の力も欲しいし
のらりくらりしているのが
鼻についてたまらないから
林に調べさせた。

この女と切れているようだが
この女に想いがあるから
話が進まないのでは?
と、思い
女がいるというレストランに
出向いた。

女は不在だったから
連絡するように脅した。

あれから二日
女から連絡はないと思っていたら·····
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