友達の夜、恋人の朝、あいまいな夜明け


そしたらタカユキは、私が苦しがっている間、背中をずーっとさすってくれた。



「全部は吐いちゃえー!一緒にいやなことも忘れちまえー」



って。


いつも悩み事を聞いてくれる優しいタカユキらしい言葉。



それで、すっきりした私は、結局、タカユキのおうちにお泊りすることに。


もう恥ずかしいことなんて何もない。


だって眼の前で、食べたものを戻しちゃったんだよ。



きっと今夜も、いつもと変わらない、まるで保育園のお昼寝のような二人の夜。


それで私は十分だった…


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