友達の夜、恋人の朝、あいまいな夜明け
タカユキの部屋は狭いけど、いつもきれいに整頓されていて、妙に落ち着く。
私はベッドの下のフローリングでクッションを枕にごろごろしながら、おしゃべりの続きを夢中でしていた…
すると、
「ベッドにおいでよ」とタカユキ。
それで、カラダも痛いし、ってことで、隣に寝かせてもらった。
私がタカユキに背中を向けて、タカユキが私の背中にぴったりとくっつく感じになった。
その体勢になっても、私はフツーにしゃべっていたんだ。
タカユキは、わざと耳に唇をくっつけてしゃべってくる。