秋に黄昏マジックタイム。褐色の王子は恋愛旅を航海する!side K

出奔?拉致?巻き添え?

「アサミが消えただと?!
どういう事だ!ヤマモリは!」

式典が終わり国王と 兄王子が
晩餐会に出席する支度を
始める中
1人晩餐会には
参加しない
ケイが
ヤマモリを呼べと叫ぶのを、
護衛が受け答える。

「ヤマモリは お分かりだと思い
ますが、こちらには参れません。
重要警備の厳しい宮殿です。
報告を受けた事項だけ 、私から
申し上げます、My road。」

国王と、兄王子達に礼を取って
ケイは国賓控室の1つを
退出した。

赤絨毯のひかれた 重厚な長い廊下

ケイは足早に玄関エントランスに
向かう。

「 アサミが会社に辞表を出して
いたのは パーティーの日か?」

晩餐会は夕方から、3回に
分けて行われる。
それまでを 賓客達は 歓談や
控室での準備に 動く。

「さようです。もともと次の日は
My roadとの約束で、お休みを
取られていましたから辞表が
机に出されていたのを 昨日、
気がついたのは、
彼女の上司である課長です。
パーティーの日は個別 解散を
しているので、
オフィスには上がらなかったと」

前後についた護衛の1人が、
ケイに説明をしながら
玄関に寄せている警護車の
ドアを開けた。

「連絡が誰もとれないと?」

開けられドアから防弾ガラスの
厚い、後部座席に身を沈めて
ケイが 問い返す。

「 はい。職場の先輩や、連絡を
最近とっていた友人が、
電話をしていますが、電源が
切れている様です。また、昨日
辞表を確認したという、課長が
住んでいる場所に行くといっ
てから、今日まで
消息を断っています。」

宮殿を出た警護車は、ほどなく
大使館について、
ケイと警護は その中に入る。

「昨日は、朝からオレといた。
上司が昨日会えるわけはない。
が、昨日から上司も連絡が
とれないのは偶然か?
巻き込まれたか、、元凶か」

大使館の1つの部屋を入ると、
そこには ヤマモリが
礼を取って佇んで

「御主人様、申し訳ございません
アサミ様の行方を捜索しており
ますが、未だ見つかりません。」

と、苦々しく謝罪した。

初めから晩餐会は、国王と
兄王子達に任せて
ヤマモリが連れてくるだろう
アザミと合流する為の
着替えを 大使館に用意していた
ケイは、
純白の騎士軍服を脱いで、
ヤマモリに渡していく。

「This was also bad。昨日オレ
の wasn't caught 事態失敗だ。」

警察にも連絡はしているが、
すぐに動く体制ではないと、
報告しつつ、ヤマモリは

「あと、気になる事項で、
住之江 繭子様が、課長に
パーティーの終了後に、問い
合わせた際に、『田村 あさみ』
様を『はなねえさま』と言って
しまったと話されています。」

続けたが、
その内容にケイの眉間に皺が
寄ったのを 見て

やはり、課長が事態に関わって
ますねと、電話の表示を
確認する。

「ギャラリー 『武々1B』のダレン
さんが、アサミ様の住まいを
見に行かれましたが、家財道具は
全くなく、賃貸契約を解除して
いたと連絡をくれました。」

それを聞いた 護衛が驚いて

「はあ?随分計画的だな?!」

声にした。

「辞表を出していた。昨日の
アサミを考えれば、行方を 隠す
つもりだ。そこに 重なって 何か
起きたのかもしれない。」

そんな護衛を
宥めるように ケイが 呟いて
考える服装は、かなり軽装に
着替えられていた。

「ヤマモリ、アサミのfatherで、
Danger person に課長なるヤツは
list されてないのか?」

ケイが ヤマモリに依頼していた
アザミの父親の行方を探す
輩達の調査で 確認する。

「はい。直接関わりがあった
債権者達の現状把握ですが、
その中には入っていません。
ただ、親族関係では 、まだ
調査が追い付いていません。」

10日そこそこだからなと、
ケイはヤマモリを
追及はしないが、手詰まりかと
息を吐いた時、

ケイの電話がメッセージ点滅
している事に気がつく。

『カスガですっ!
執事のヤマモリさん宛てに、
タムラアサミを探して助けて
と伝言頼まれました!
課長にラチられるとか言って
ますっ!勘弁してください!
なんでもかんでも こっちに
クレームを回さないで下さい』

開いたメッセージをケイは
目を見張ってから 静かに
ヤマモリに 見せる。

「これは?!アサミ様からの
SOSですよね?!なぜ?!」

ヤマモリが動揺するのを
ケイは 電話のメッセージを
再読して

「ヤマモリ、『課長』のhome
addressが 解るか?」と

詰めるが

「御主人様、さすがに自宅に
監禁はしてないと。専業主婦の
奥方や、家族が課長にはいます」

ヤマモリは あり得ないと
首を振って、

「ただ、課長の部下をはじめ、
個人的に所有する場所がないか
あたってみます。一時 私は
御主人様より 離れますこと
お許し下さい。」

とケイに許可を取って
出てい行こうとした。

そこに
再び、ケイの電話がコールを
告げる。

声の主は 軽快な声で、

『Hello emperor。Assocくん
からのメッセージでぇ、
アサミくんの 拉致が解ったと
思うんだけどぉ、課長さんがぁ
個人で鍵出入りできる場所を
こっちで探してるよ~。
うん、ヤマモリ?解ったよん、
合流してぇ、捜索だねん、
今? 海の上~もうすぐかな~』

あと少しで首都の湾に入ると、
続けつつノンキに話たのは、
ギャラリー探偵といわれる

武久 一こと ハジメだった。



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