君と見る空は、いつだって青くて美しい



 それらの苦しみが常日頃、私から離れることがなかったからか、その頃の私は、今まで楽しいと思っていたことが、楽しいと思えなくなっていた。

 今まで楽しいと思っていたことが楽しいと思えなくなってしまったために、楽しみもなくなってしまった。

 せめて楽しみでもあれば、気持ちの上で少しは良かったのかもしれないけれど、その楽しみすらなくなってしまったことによって、私の心の中は限界という悲鳴をあげていた。

 いや、どうなのだろう。
 すでに私は、心の中で悲鳴をあげる力も残ってはいなかったような気もする。


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