君と見る空は、いつだって青くて美しい



「大丈夫なの? 麻倉さんが大丈夫そうなら、発表する……?」


 先生はそう言ってくれた。

 なので。


「はい、やらせてください」


 私はそう言った。


「わかったわ。じゃあ、麻倉さん、よろしくお願いします」


 先生にそう言ってもらって、私は発表できることになった。


 みんなの前で発表だなんて、やっぱりとんでもなく緊張するし、手も足も今にも震えそうになる。
 そして発表中も、声が少し震えるし小さい声しか出なかったけれど。
 発表が終わった後、みんなの拍手が嬉しかったし、達成感もあった。
 それが私にとって、とてもすがすがしい気持ちになった。
 ドタバタだったけれど、無事に三分間スピーチを終えることができて本当によかった。

 こんな気持ちになることができたのも、真宙くんのおかけ。
 真宙くん、本当にありがとう。
 私は真宙くんに感謝の気持ちでいっぱいだった。


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