君と見る空は、いつだって青くて美しい



 って。
 ちょっと待って。

 今、手紙で美空さんに伝えるということを思いついたのはいいけれど。

 一つだけ問題が。

 それは、美空さんからしてみれば、『そもそも何で私と会って話がしたいの』ということになってしまう恐れが。

 美空さんにとっては、おそらく人と話をすることは恐怖でしかないはず。

 それなのに、いきなり私のような知らない人が美空さんと話がしたいと言っても、美空さんは警戒するだろう。

 だとすれば、美空さんと話をするということは不可能に近いということになってしまう。

 どうしよう。
 このままでは、美空さんと話をすることが実現できなくなってしまう。

 どうしよう。
 どうしよう。
 あぁ~、一体どうすれば……。
 
 …………。
 あ……。


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