くるみ
そんな1ヶ月くらいがすぎた頃、

同期の女の子に新しく入った亜里の様子を聞いた。

実来「あの子どう、仕事大丈夫そう」

ひろ「亜里ちゃんですか、潰れそうです、仕事もいっぱいいっぱいになってるし」

実来「そうか、なんとかしないとな、また辞めてもアレやし」

入れ替わりの多い職場で定着が必要とそれくらいで思っていた。


それから少しした日、亜里が事務所に入ってきて2人きりになった

実来「最近どう、なんとか続けれそう」

亜里「もうなんかムリです、辞めたいです。」

話しかけると泣き出した。

実来「ちょっと、ここで泣かれたら俺が虐めたみたいやん、他で話そうか?」

と笑いながら冗談混じりで伝え、近くの喫茶店に誘う。

亜里「分かりました、帰る準備してきます。」

実来「先行っとるで来てね。ホント来てよ、1人でおるの嫌だから」


と伝え職場を出る。
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