君をトリコにする方法
「今思い出したんだけど、こうちゃんが『そういうんじゃないから』って伝えといてって……うわあ!?」



私がそう言った途端、いきなり押し倒された。

心臓がひゅんっとして大きな声が出てしまう。


いきなりなにするんだと文句を言おうとしたけど、瞬の顔を見て口をつぐむ。



「お前、この雰囲気でよく他の男の名前を口にできるな」



口角は上がってるのに目は全く笑ってない。



「ご、ごめ……だ、だって伝えといてって言われたから!」


「あーそうですか。せっかく収まってきてたのにまたイライラしてきた」


「えっ、ご、ごめん!」


「無理」



ばっさりと切り捨てられて、頭の中でガーンという効果音が鳴る。


何か機嫌を取る方法がないかと考えようとすると、さっきよりも激しくキスされた。



「ん、んんっ……!」



何回も何回も確かめるように唇を合わせる。


それだけでいっぱいいっぱいになっていると、ふと離れた。
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