君をトリコにする方法
「……寝坊したから時間なくて」

「えっ、瞬が寝坊!?」



それは激レアでは!?

私は朝弱いけど、瞬はそんなことないのに。



「なんかあったの?もしかして夜更かしとか!?」



興味津々で聞くと、瞬はむっとした表情に変わる。



「お前は全然そんなことなさそうだな」

「え?なにがなにが?」

「もういい、早く行くぞ。遅刻する」

「えっ、ちょっと待ってよ~」



先に歩き出した瞬を慌てて追いかける。


学校に行くまでの間、瞬はいつも通りでほっと安心した。




「……俺だけかよ」



なんて、少しすねた口調で呟いたのは知らないまま。
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