ハツコイぽっちゃり物語

長蛇の列から解放された私たちは神様に手を合わせ、それからおみくじを引いた。


私は末吉で、恋ちゃんは凶。


ものすごく悲しそうに肩をだらりと下ろすから思わず笑うと恋ちゃんは“なんだよ”と口を尖らした。


結果が良くも悪くもおみくじ結び所に結んで帰るのだけれど、彼は結ばずお財布に忍び込ませていた。


私のはおみくじ結び所の上から2段目。
たくさんのおみくじの中に私のが混ざって少し目を離したら何処にあるのか分からなくなってしまいそう。


あのおみくじの恋愛運。真っ先に見たのがそこだった。



【恋愛運 愛情を思い出せ、迷うな】



……神様は私のことずっと見てるのかな。

ドキリとした。
だって、思い出したばかりだったから。

私の身勝手な思いは許されてるの……?

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