ハツコイぽっちゃり物語
「千桜毎日幸せそうだね」
「おはよ〜」と後ろから声がして振り向くとちーちゃんがいつものようにリュックをドカっと置いて席に座った。
「ちーちゃんおはよう」
「こんなゆるっゆるな顔してるといつか無くなるよ」
「いーの。幸せだから」
「いーのかよっ!でも無くなったら先輩見れなくなるんじゃないの。それでも、」
「良くない!」
危ない危ない。顔無くなったらだめだよ。先輩のこと見れなくなったらやだよ。
溶けませんようにと頬を持ち上げると、それをみたちーちゃんが愉しそうに笑う。
「でも良かったね。先輩と付き合えて」
「うん!これも全てはちーちゃんのお陰だよ。ありがとう!」
そう言うと視線が逸らされ「別に私はなにも……」と照れたように言う。
でもあの時ちーちゃんが『自信持て』なんて言われてなかったら私は……アレ?ちょっと待って……?