秘密主義の楓くん



「そう言う瀬能さんは?」



「私も楓くんと同じです。弟と妹を迎えに」







「ねぇ光くん?僕まだゆうていくんと遊びたい」




少しの沈黙の後、凛太郎がその沈黙を壊す。



「僕も!りっくんと遊びたい!なっちゃん!!」




遊びたい!遊びたい!


とチビたちは声を合わせて私たちにその願いを投げかける。



私と楓くんは向かい合って



「分かったわ、帰りの公園で少しだけね」



それで合意した。





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