愛は惜しみなく与う【番外編】
響は掘り返すつもりはない。ただ普通に泉に良かったなと伝えたいだけ。
だけど、少し恥ずかしいよね?


俺ならあんな感じで大好きだと抱きつかれたら、そのまま抱えてベッドに直行してしまうよ。うん。

だから


泉はすごい


ま、突然で驚いて、本人は動けなかっただけだろうけど。


「あれを無意識でやってるんだぞ?狙って上目遣いしてくるのは、対処法を編み出したけど……無意識で、不意には…無理だ」


頭を抱えてしまった

いや、あれはちょっとね?可愛すぎるよね。


言い逃された泉
でも杏ちゃんは、特に気にしてなさそう。

ただただ旅行に行っていいよと折れてくれた泉に、ただ感謝をしたんだろう。
泉とデートもいけるしね?

なんだかとっても


ほっこりするよ


俺たちからするとね?


「いいねー俺たちの総長が、女1人に翻弄されてるのは」


朔はニヤニヤと笑った


そうだね
こんな泉、生きてるうちに見れるとは思わなかったよ。



「俺も風呂入ってこようかな」


「「「ダメ!!!」」」

そんな冗談を言う泉に、俺と朔と響は声を合わせて言った。

新だけ笑っている


ほんと


平和で幸せで、温かい日々だね


---
< 176 / 645 >

この作品をシェア

pagetop