愛は惜しみなく与う【番外編】
……まぁそうなるよな。
やっと守れた、仲間だもんな


「俺なりに真剣な顔して言った。でもあいつは、変なもんでも食って下痢でもしてんのかと腹さすってきやがった。気が抜けたよ。その瞬間笑っちゃってさ。

これでいーやって思った。」


……なんて言ったらいいかわからない。
俺もそうなる未来がみえて笑えない。
むしろ話を聞いてくれるかどうか怪しい。


「あいつに好きって言って、動揺させられるのはお前だけだよ」

「…俺?今なら笑ってスルーされる自信があるんだけど」

「お前さ、恋愛童貞だから1人で悩んでたら一生進まないぞ」


恋愛童貞ってなんだよ…

恋愛初心者ってことか?それはまぁ…否定できない。


人生で初めてだから。


こんなに好きな人ができたのは。


「吹っ切ったから話聞いてやるよ。別にヤキモチどうこう、もうないから」

「朔が相談乗ってくれるのか?」

「あぁ、なんだよ、嫌なのか?」

んー

「朔もまともな恋愛してねーじゃん」


言い終わると同時に足を踏まれた。いてーな!総長の足を踏むとは何事だよ。


「でもお前よりも経験豊富な自信がある!お前付き合ったことねーだろ!」

「好きな奴が居なかったんだから仕方ないだろ」

「ふん!そのくせ童貞じゃないとか、杏がどう思うかな」
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