【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
「……ありがとう、実来ちゃん。話してくれて。こんな辛いこと、言わせてごめんな??」
森嶋さんは戸惑ってはいたけど、怒ることもなくて、泣きそうになるわたしの頭を優しく撫でてくれた。
「……すみません、すみません本当に……」
いつしか涙が止まらなくなって、どうしたらいいのか分からない。
「……実来ちゃん、顔を上げて??」
「ダメです……わたし今、顔がボロボロなので……」
「いいから、顔上げて??」
「グズッ……はい??」
涙を拭って顔を上げると、森嶋さんは大きなスプーンにオムライスを乗せてくれて、アーンしてくれた。
「美味しい??」
「っ……はい。おいひいです……」
「よかった。食べたら、少し外で話そうか」
「……はい」