【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
○年の差恋愛の始まり



その後、森嶋さんがお会計をしてくれた。

わたしも払うと言ったけど、奢らせてと言われてしまい、それ以上何も言えなくなった。

そして駅の近くにある公園で、ふたり腰掛けて座った。

「……実来ちゃん」

「はい……??」

「……俺との子、産んでくれないかな??」

「……えっ??」

それは、予想外の言葉だった。

「……責任を取りたいっていうので、言ってるんじゃない。本気で、本気で、そう言ってるんだ」

「……でも、わたし……」

「聞いてくれ。俺が今一番、守りたいのは、実来ちゃん、君なんだよ」

「……赤ちゃんが、出来たから、ですか??」

「違う。そうじゃない」

「……じゃあ、なんで……そんなこと……」

「―――君を好きなんだ」

「……えっ??」



< 36 / 308 >

この作品をシェア

pagetop