【完結】エリートな彼と女子大生の年の差恋愛婚〈番外編追加〉
「君のことを、実来ちゃんのことが、好きなんだ。本気でそう思ってる」
「……でも、大人の人は、すぐにそうやってからかいますよね??そうやって甘い言葉で……んん……!?!?」
わたしの言葉が遮られた。
でもそれは、言葉なんかじゃなく、森嶋さんのその唇だった。
「えっ……??森嶋、さん……??」
「冗談なんかじゃない。本気で言ってるんだ」
その瞳(め)が本気だと物語っていた。
「……あ、あの、わたし……」
「俺は本気で、君のことを守りたいんだ。君のお腹にいる子も、俺が守りたいんだ。ダメか??」
「……いや、あの……」
「君のお腹にいる子の父親は、俺なんだろ??だったら、お腹の子の父親として守る権利がある」
「……それは、その……」