やり直せる?

▶▶娘と対面


今週末に綾華に貴史を
合わせる事になった。

姉の佳英ちゃんが綾華に
話してしまって·····

貴史は、自分も会いたかったから
と、喜んでくれた。

佳英ちゃん達は、
貴史のご両親に会う事を
楽しみにしていた。

お母様がワクモに
行ってみたいと言われていたから
土曜日に綾華と貴史が会って
日曜日にお母様をワクモに案内して
姉達のカフェに迎える事にした。

その間の平日貴史は
私のマンションの1LDkへと
帰ってきていた。
毎日、二人でご飯を食べて過ごす
日々を送っていた。

土曜日に綾華を駅に迎えに行く
貴史と共に
改札口から出てきた綾華と
抱き締めあってから
貴史を紹介した。

「楠木貴史です。
紗英とお付き合いをさせて
頂いています。
半年たったら籍をいれます。」
と、頭を下げる
「綾華です。
母を宜しくお願い致します。」
と、頭を下げる。

そんな二人におかしくて笑っていると
綾華が嬉しそうに
「ママの笑顔久しぶりにみた。
良かった。
それに貴史さんイケメンすぎて
びっくり。」
と、言うから
「そうでしょ。
イケメンすぎて、困るの。」
と、言うと
「そう?俺なんかより
紗英は、綺麗だし
紗英の娘さんだけあって
綾華ちゃん、すごい綺麗だね
大学でもモテるでしょ?」
「貴史さんて」
と、綾華は笑いながら
「大学で?モテませんよ。
だけど、彼はいますよ。」
と、言うと
「えっ、ええっ、いるの?
きいてないよ。」
と、騒ぐ私に
「だって、ママ、お父さんと
あんな感じだったから
自分だけ、幸せなんて話せないよ。」
「ごめん。
ダメだね、娘に気を使わせるなんて。」
と、言うと
貴史さんが頭をポンポンとしてくれて
綾華と二人で笑った。
綾華から
「良い人と巡りあえたようで
安心した。」
と、言われた。

綾華と貴史と三人で姉達のカフェに
行き、姉は綾華を抱き締めていた。

それから、五人で話したり
姉達は、お客様が見えたり
夜は、三人で食事をして
綾華は、私のマンションへ。

貴史は寂しそうに自分のマンションへと
帰って行くから
綾華と二人で笑ってしまった。

久しぶりに綾華と二人で
いろんな話をした。

綾華の彼の話も含めて
貴史からLINEで
さみしい···とか
何してる?···とか
綾華ちゃん可愛いね···とか
明日、紗英にあえるの楽しみに
している····とか
来ていて、綾華が笑っていた。

明日、お母様とワクモに行く事が
楽しみだった。
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