夜空を見上げて、君を想う。



急いでトイレに向かい、気は引けるが女子トイレにいるであろう堀田に声をかける。








「……堀田?いるか?」






するとすぐに堀田が出てきて、顔を洗ったのだろうかさっきよりもスッキリした笑顔で俺に謝る。





「迷惑かけてごめんね。さぁ、帰ろう!」
































……前から思っていたが、なんなんだこの切り替わりの速さは。役者になれるのではないかと思うくらいの変わり身の早さだった。











「……おう。あ、これ。」

「ん?」


そう言ってさっきもらった飲み物を渡す。




「じいちゃんから。どっちがいい?」


「やったー!じゃあ、ミルクティーで。」


「だよな。」


堀田はミルクティーが大好きで、昼食の時や部活後によく飲んでいるのを見かける。



「え?私がミルクティー選ぶのわかってた感じ?」


「うん。」


「こわぁ〜。」










ちょっと前までの硬い空気が無かったように二人で会話をしながら玄関に向かい、靴を履き替えて学校を出る。











< 28 / 56 >

この作品をシェア

pagetop