カタブツ御曹司と懐妊疑惑の初夜~一夜を共にしたら、猛愛本能が目覚めました~

休憩室から戻ってPCの前に座ると、目が自然と仕事中の星野さんを追っている。

睫毛を伏せて書類に目を通す表情や、悩むとボールペンのヘッドを唇に寄せる仕草に目が離せない。

不思議だ。すごくかわいい。好きだと自覚すると余計にそう見えてくる。

俺の不器用な性格をよく理解してくれていて、俺も、ほかの女性たちにはない安心や信頼を彼女に対して抱いている。俺にとって特別な女性、というべきか。

ああ、好きだ。これが恋なのか。恋愛を忘れていた数年分の集約された気持ちが、あふれて止まらなくなっている。

ここの課長の立場としては好ましくない状況かもしれないが、そもそも俺がこの部署に配属になった目的を考えれば必ずしもそこから外れているわけではない。

それなら星野さんとぜひ付き合ってみたい。このまま、彼女の返事を待っていよう。
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