ドS過ぎるヤンツンデレ様の言いなりに①〜私を救う酷いご主人様〜
 私は、新様の服の袖をギュッと握りしめた。

「お願い……!」

「じゃあ逆にお前はあんな家に帰りたいのか?」

 え……?

 どうして、私の家の事を知ってるの……?

 私は、家出して友達と家に住んでるんだけど、いじめられてて……。

「帰りたく……無いです……」

「じゃあいいだろぅ?」

「こんな薄暗い所に独りぼっちなんて嫌だ!」
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