リアル彼氏
「もちろん」
そう言って2人がメッセージを交換した。
問題はこの次だった。
あたしはゴクリと唾を飲み込んで画面を見つめる。
レジャースポットから帰宅後、また選択肢が出てきた。
1「今日のお礼を伝える」
2「なにもしない」
これは簡単な選択肢だ。
もちろん1をタップする。
《美弥:今日はハンカチを拾ってもらってありがとうございます》
少し丁寧すぎる文章が表示されたが、これは変更がきかないらしい。
《藍:どうってことないですよ。てか、タメ口でいいよ? 1年C組の子だよね?》
その返信にあたしは目を丸くした。
これは同じ学校の生徒という設定になっているみたいだ。
それなら確かに敬語はおかしい。
《美弥:そうだよ!》
2人とも知り合いという関係ならばその後の展開だって早そうだ。
他人の恋愛だというのに、自分の心臓がドキドキしてくるのを感じる。
そう言って2人がメッセージを交換した。
問題はこの次だった。
あたしはゴクリと唾を飲み込んで画面を見つめる。
レジャースポットから帰宅後、また選択肢が出てきた。
1「今日のお礼を伝える」
2「なにもしない」
これは簡単な選択肢だ。
もちろん1をタップする。
《美弥:今日はハンカチを拾ってもらってありがとうございます》
少し丁寧すぎる文章が表示されたが、これは変更がきかないらしい。
《藍:どうってことないですよ。てか、タメ口でいいよ? 1年C組の子だよね?》
その返信にあたしは目を丸くした。
これは同じ学校の生徒という設定になっているみたいだ。
それなら確かに敬語はおかしい。
《美弥:そうだよ!》
2人とも知り合いという関係ならばその後の展開だって早そうだ。
他人の恋愛だというのに、自分の心臓がドキドキしてくるのを感じる。