リアル彼氏
☆☆☆
一緒に出かけたはずなのに、なぜか当然のようにマリナが先導する形になってしまった。
あたしに服の話をされてもイマイチよくわからないから仕方ないのだけれど、これがあたしとマリナの関係性なんだとうなと感じてしまった。
「ここ、あたしのお気に入りのお店なんだよね」
マリナがよく行くショップというのはどこも派手なものばかりだった。
シースルーのトップスやスカート。
やけに丈の短いパンツなどなど。
どれもあたしには無縁のものばかりだ。
色合いも派手で、眺めているだけで目がチカチカしてくる。
「もっと大人しいお店を知らないの?」
「デートなのに大人しい服を着て行ってどうするの?」
あたしの質問にマリナはプッと吹きだして笑う。
「でも、あたしには似合わないと思うし」
「そんな弱気でどうするの! ほら、行くよ!」
結局マリナの押しに負けて、あたしキラキラ輝くショップへと足を踏み入れることになった。
一緒に出かけたはずなのに、なぜか当然のようにマリナが先導する形になってしまった。
あたしに服の話をされてもイマイチよくわからないから仕方ないのだけれど、これがあたしとマリナの関係性なんだとうなと感じてしまった。
「ここ、あたしのお気に入りのお店なんだよね」
マリナがよく行くショップというのはどこも派手なものばかりだった。
シースルーのトップスやスカート。
やけに丈の短いパンツなどなど。
どれもあたしには無縁のものばかりだ。
色合いも派手で、眺めているだけで目がチカチカしてくる。
「もっと大人しいお店を知らないの?」
「デートなのに大人しい服を着て行ってどうするの?」
あたしの質問にマリナはプッと吹きだして笑う。
「でも、あたしには似合わないと思うし」
「そんな弱気でどうするの! ほら、行くよ!」
結局マリナの押しに負けて、あたしキラキラ輝くショップへと足を踏み入れることになった。