【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
 

 「……渡し、ましたね」

 「よし、行くぞ!!」

 「はい!」

 麻薬の取引現場を確認して、直ぐさま現行犯逮捕へと向かった。

 「おい警察だ!!そこを動くな!!」

 「おい!まじかよ!!」

 「ほらほら、動くな!麻薬取締法違反で全員現行犯逮捕する!!」

 「くっそ〜!!」

 昨日の夜から、ずっと見張っていた麻薬の取引現場。いつ来るのか分からない状況のまま見張ること1日。

 ついに麻薬の取引現場を取り押さえる事ができた。確かに源さんの読みは当たっていた。

 源さんはひとりだけ、ずっとこの場所で取引が行われると言っていた。全員が呆れた顔をしていたが。

 確かにずれているし、ちょっと危険で強引なやり方だけど、源さんはやっぱりすごい人だ。人はちょっと違う考えで、自分の我が道を進むって感じだけど、それが源さんにとっては日常だ。 

 だけど源さんの読みは完璧だ。取引が行われる時間まで正確に読み当てている。


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