【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 ます俺たちは、被害者の交友関係から捜査を始めた。
 
 そしてしばらく聞き込みをしていた時。

 「川畑!被害者には恋人がいたことが分かったぞ!」

 と山崎から連絡が入った。

 「本当か?」

 「ああ!その恋人と、事件の前の日に口論をしていた所を、近所に目撃されていた」

 「そうか」

 「俺は今からその恋人に会いに行ってくる。お前はどうする?」
 
 「あ、じゃあ俺も一緒に行くわ」

 「了解」

 俺はその後、山崎と合流して被害者の恋人に会いに行った。

ピーンポーン

 「……はい?」

 「すみません、警察です」

 「え?警察?」

 「少しお話聞かせていただけますか?」

 「……は、はい」
  
 被害者の恋人だというその女性の名前は、藤田茉美(ふじたまみ)24歳。

 被害者とは同じ職場で知り合って、交際に発展したそうだ。

 「……あの、お話って、何でしょうか?」

< 34 / 257 >

この作品をシェア

pagetop