【完結】モンスター撲滅委員会


「こういうとこのソファに座るのは。大丈夫なんですか?」


思えばカイくんは、そこまで混んでいない電車で立っていた。

空席に座る様子もなく。


つり革や階段の手すりにも触れていなかったかもしれない。


扉にタッチして"壁ドン"してきたけど!



「いい気はしないよ。仕方なくだよね。帰ったらすぐシャワーするさ。この店はギリギリのラインかなあ」


けっこうな潔癖のようです。


それでも

いつも手袋をてばなせない、くらいの重度ではなさそうだけれども。


「他人となにかを共有すること自体が。きもちわるい」

「……そこまでですか」

「群れなきゃ生きてけないヤツらって。ろくなこと、しでかさないしさ」


それでも人は

支え合い、助け合って生きています。


誰も他人のために動かない世界なら

とっくに滅んでいたのではないでしょうか。

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