【完結】モンスター撲滅委員会
「僕らがいた部屋も例外なく覗かれていた。だから。見せつけるようなことして、一芝居うった」
言ってくれれば、よかったのに。
隠しマイクに拾われないために大きな声では話せなかったこと。
盗撮されていたこと。
なんで事前に話してくれなかったの?
わたしが、頼りないから?
……ううん
考えればわかることだ。
説明されなくても。
カイさんの行動には、意味があるって。
狩りでもなきゃこうして出掛けることも、あんな風にしてくることもなかったって。
なのに、ドキドキしたわたしがバカだ。
「キミは演技なんてできないし。教えない方がいいと思ったんだけど。怒った?」
「……いえ」
役に立てた、なら。
それでいい。
「いい囮になれたね」
それはわたしにとって
誉め言葉ですから。