【完結】モンスター撲滅委員会


「あら。あの子、素直に自分のこと話したの?」

「まさか。用心深かったよ、少年は。だからランドセルのカバーめくってみた」


そういえば。


店を出る前にカイくんは、

最近のランドセルかっこいいねー……って少年のものを勝手に触っていた。


いつもの自由な感じのせいで

深くは気にとめなかったけれど


あれは少年を知るための行動だった?


カイくんは会った瞬間に

あの子のこと探っていたの?


……抜かりない。


「6年2組、でしょ」


――――!?


「小学校、最後の年かあ」


6年生……?

あの男の子が?


「なにか言いたげだねえ、そよちゃん」

「あ。……えっと」

「うん。小柄だったねえ」

< 288 / 653 >

この作品をシェア

pagetop