【完結】モンスター撲滅委員会


成長には、個人差がある。


6年生で中学生並みに大きな子もいれば

逆に、幼く見える子がいても、なにもおかしくなんてない。


そうわかってはいても

タクミくんは――……


「足りてないんだろうねえ」


あまりにもカラダが小さすぎる。

小さい、というよりは――細かったのだ。


「ええ。明らかに、栄養不足よ。それに……」

「アレルギー、とか?」

「その可能性は否定できない。彼、給食のあとに具合が悪そうにしていることがあるの」

「……えっ、それじゃあ。さっきのカレーは大丈夫だったんですか?」

「大丈夫じゃない? ママのカレーは低アレルゲン。特定原材料、七品目を除いたものになっているからねえ」


万が一のことを考えているってことですか。

たしか、土屋さんのカレーやシチュウはルーから手作りしているって言っていた。


栄養面だけでなくアレルギーを考慮してのことだったのか。

つくづくママの愛情を感じる。

< 289 / 653 >

この作品をシェア

pagetop