【完結】モンスター撲滅委員会


公園にいた子供たちも

やがて一人、また一人と家に帰っていく。


帰る場所があるというのは

そこがホッとできる場所であるのは


なんて幸せなことだろう。


「……わたしは。病気になったら、お薬を飲ませてもらったり。病院に連れて行ってもらえるものだと思っていました」


具合が悪いときは

お母さんが、スポーツドリンクや氷枕を準備してくれて


『絵本でも読もうか?』


わたしを、安心させてくれて。


「それを。当たり前とさえ、思っていたんです」


わたしは

ちっぽけな世界で

幸せをムダづかいしていたのかな。


「お母さんの優しさに。ただ。甘えていたんです」


――――お母さんが、いなくなるまでは。


「いいじゃない」

「……え?」

「そういうもんでしょ。子供のうちくらい甘えてりゃいいの」


甘えていればいい……?


「小さな頃に甘えなきゃ。甘える場所なんて、なくなってくんだから」

「調子に乗ってるクソガキにはムカつくけどねえ」

「親のありがたみなんてものは、言われて気づくものじゃないでしょ。小リスちゃんが自分で気づけたってなら成長できたんじゃなくて?」
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