【完結】モンスター撲滅委員会


カイくんの力があれば

こっそり、

あらかじめ教室にカメラを仕込むなり

やり方はいくらでもあったはず。


なのにわたしに

小学生としてこの学校に潜入させるなんて

他意を、感じる。

おもしろがっているとしか思えない。


そう思っていても

命令に、背けないんだよなあ。


カイくんの思いつきに付き合えば

なにか大切なことに気づける……かもしれないし。


「こうなったら。絶対役に立ってやる」


それにしても――……


【アンナの胸を大きくしたのだって、僕だし】


「あれは。どういう意味……だったんだろう」


他人に協力してもらえば

胸って、大きくできるものなの?

だったらその方法を聞かせて欲しい。

それともまた騙されているの?


「あっ」


いっけない。

うっかり6年生の教室を通りすぎるところだった。



タクミくんのクラスは


「たしか。2組だった、よね……」

「なにしてんの。おねーさん」
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