【完結】モンスター撲滅委員会

わたしの行動が

アンナさんやカイくん――怪物狩りメンバーの足を引っ張らないといいなと思う。

なによりタクミくんが救われることが、いちばん大事だ。


わたしがここに来た意味はあるはず。

カイくんの単なる気まぐれ、なんて思って終わらせるものか。


「知ってもいいことないけど」

「……え?」

「なにが知りたいの」

「そりゃあ。君が、どんな子なのか知りたいなって。素直にそう思うよ」

「偽善者」


…………!


「――って言って。追い払ってやりたいけど」


そのときわたしは

タクミくんの

寂しさとも、悲しみとも言いがたい


「なんか。そんな元気もない」


絶望とさえ表現していいかわからない

そんなカオをみて

声を、聞いて


「もう……疲れた」


わたしより2つも年下の子に

こんなこと言わせる怪物が


どうしようもなく憎くてたまらなくなっていた。

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