【完結】モンスター撲滅委員会


「母は、はやく解放されたいんだ。ジャマ者でしかないボクから」


ねえ。


「前に。担任の先が、成績をすごく褒めてくれたことがあって。母に報告しようとしたら、男といるから帰ってくんなって追い払われた。で、公園に行くとさ。仲良さそうな親子がたくさんいて。……どうすればボクも母さんとあんな風になれるのか全然理解できなくて」


どうして


「今ならちょっと考えればわかることなのに。ボクに話しかけられると面倒そうにする母と、公園になんて行けるわけないって。けれど当時のボクは、どこか期待していた。それでいてなにもできなかった。たぶん。……それ以上。母に嫌われたくなくて」


どうしてっ……


「周りは希望に満ちた目をしてんのに、ボクには夢のひとつもなくて。寂しさを通りこして虚無ってこんな感じだなとか。先生も、ボクのうちが貧乏で……親が、あんなのって知って。関わろうとしなくなった」


どうしてそんな話を

君は笑ってするの……?


「ああ。ひとつ、あった。ボクの願いが」
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