【完結】モンスター撲滅委員会


気のせい、だろうか。

ほんの少し

タクミくんの声に優しさが含まれているような気がするのは。


言われていることは、たぶん、イヤミなのだろうけれど。


「卓球もカラオケもボウリングもイヤだけど。映画くらいなら。一緒に見てもいいかもな」


…………!


「あんたのバカヅラを眺めるために」

「……タクミくん」

「一回だけ」

「い、一回なんて言わずに。いっぱい見よ?」


君と映画が観たい。

めちゃくちゃバカにされそうだけど、それでいい。


君にカレーをつくってあげたい。

ママほど上手にはできないだろうなあ。


あと、やっぱり卓球もしよう。

ブランコだって嫌がっても乗せてやるんだ。

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