【完結】モンスター撲滅委員会
――――たすけて
「なんとかする」
「なんとかって」
「絶対に、なんとかする」
「もうボクにかまわないで」
タクミくんが、駆け出す。
「待って……!」
タクミくんが向かったのは、歩道橋。
長い階段を全速力で上がっていく。
とても追い付けない。
「っ、ごめんなさい」
近くにいた男性と、ぶつかりそうになる。
「んだよ。あぶねーな」
「すみません」
「チッ」
待って、タクミくん。
お願い。
いなくならないで。
もう、失いたくないの。
これ以上。
大切なひと――
「……タクミくんを。たすけてっ」