【完結】モンスター撲滅委員会
カイくんは、ニッコリ微笑むと続けた。
「それで最低でも衣食住は確保される。なんと、お小遣いも出るよ。もちろんキミへの手当てが勝手に使われることもない。お母さんとは当分離ればなれになってもらうことになるけどねえ。強制的に」
今よりずっと環境がよくなる。
きっと、タクミくんを助けてくれる大人と出会える。
お母さんのいない世界で深い傷を少しずつ癒していくんだ。
わたし、このプランを選んでもらいたい。
けれどタクミくんにとって
それが幸せな道だと言えるだろうか。
施設に入るにあたり
お母さんからの虐待が、今より多くの人に知られることになる。
近くにいるようで遠いお母さんと自分の意志に反して引き離されてしまう。
「Bは」
氷みたいに冷ややかな声で
タクミくんは、カイくんに問いかけた。
「キミに。死んでもらう」
――――!
「それじゃあ。Bで」
「詳細は聞かないの?」
「Bで。お願いします」