【完結】モンスター撲滅委員会
「そう、ですね」
カイくんについていくと決めたのは、わたし。
騙されたのも、わたし。
怖い目にあったのは――知恵と力がなかったから。
「小西は。はやくに実の母親を亡くしていてね」
「え?」
「よいしょ」
カイくんが、わたしを立ち上がらせてくれる。
…………やさしい。
「もっとも。小西はろくに母親にかまわれていなかったから、然程ショックでもなかったと思うよ。後妻との交流も最低限で。家族との時間より習い事や勉強してる時間の方が長かったし。使用人たちに世話を任せっぱなしだった」
「……そうだったんですか」
「にぶちんなキミも。なんとなくわかってると思うけど。小西の父は上流階級の人間だ」
警察に顔がきく、みたいなこと
苦し紛れに小西さんは言っていた。
「極度のモラハラ男」