イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛
「え、きょうちゃんも知ってるの?」
「サッカー部の部長。エースなんでしょ?しょっちゅう地域新聞にとりあげられてるよね」
「うん。たぶん運動部内では女子から一番人気だよ。横山先輩のこと知らないのなんて、未来くらいだな」
「すみません…」
だって私、帰宅部だし。
3年生との関わりなんてないし。
そんな言い訳は白々しくなりそうなので言わないけど。
「…未来、ついに横山先輩にまで告白されちゃったか」
きょうちゃんが短くため息をついて、私を心配そうに見た。
「断ったんでしょ?」
私は頷く。
…だって、横山先輩が好きなのは私じゃなくて、私の顔だ。
森川はやれやれ、という風に首を横に振って言った。
「未来の気持ちも分かるけどさ。他の女が知ったら発狂するぞ」
「恐いよね…」
きょうちゃんが相槌をうった時、頭に軽い衝撃が走った。