イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛


「え、きょうちゃんも知ってるの?」

「サッカー部の部長。エースなんでしょ?しょっちゅう地域新聞にとりあげられてるよね」

「うん。たぶん運動部内では女子から一番人気だよ。横山先輩のこと知らないのなんて、未来くらいだな」

「すみません…」


だって私、帰宅部だし。

3年生との関わりなんてないし。


そんな言い訳は白々しくなりそうなので言わないけど。


「…未来、ついに横山先輩にまで告白されちゃったか」


きょうちゃんが短くため息をついて、私を心配そうに見た。


「断ったんでしょ?」


私は頷く。


…だって、横山先輩が好きなのは私じゃなくて、私の顔だ。


森川はやれやれ、という風に首を横に振って言った。


「未来の気持ちも分かるけどさ。他の女が知ったら発狂するぞ」

「恐いよね…」


きょうちゃんが相槌をうった時、頭に軽い衝撃が走った。


< 10 / 432 >

この作品をシェア

pagetop