はじめての恋。
11.





待ちに待っていた土曜日。




楽しみすぎて、早く起きちゃったけど…その分、余裕をもって準備が出来たから良かった。





奇抜にならない程度にメイクをして、

奇抜にならない程度に、髪をセットした。




早く起きたから余裕と思ってたけど、のんびりしすぎたみたい。


気づいたら、家を出る予定の5分前だった。




『危ない…』



お詫びしてって言われたくないから急いで、家を出て駅に向かった。




ここから、

10分くらいの駅で待ち合わせしている。




起きてることを願って、向かったらいつも通り携帯をいじってる凌久くんがいた。




一瞬にして安心した。




『おはようございます』

「おはよう」

『起きられた?』

「遅刻したら凛に怒られると思ったら」

『毎日そう思って』

「そしたら、起きれるかもな」



と、

笑った凌久くん。




いつも遅刻してないかなって、ドキドキしてるこっちの身にもなってほしい。




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