はじめての恋。




課題が多すぎて、嫌になる。

これがよく言うやつか…って感じだった。




凌久が先輩で良かったな

と、

最近は頻繁に思うようになった。







「いつまでやってんの?」




凌久は、スマホゲームに飽きると肩に顔を乗せて甘えん坊モード。




可愛いと思う時と…

早くどいてほしいと思う時と結構差がある。





今日は久しぶりだったから、可愛いと思えた。




『課題、手伝ってよ』

「無理」

『何で即答するの?』

「じゃ、交換する?」 

『絶対やだ』

「だろ?」





私は仕方なく、広げていた課題をしまって凌久の元へ戻った。



と、

言っても…そんな遠くにはいなかったけど。




むしろ、真横にいた。





最近の私の定位置である凌久の膝の間に入ると無理矢理抱きつかれてキスされた。



いつも強引で、体が痛い。

でも、愛されてる感が半端なくて幸せでもある。




複雑です。






< 130 / 254 >

この作品をシェア

pagetop